スタン先生の足

2歳くらいの頃(もしかしたら2歳にすらなっていない、とにかく小さい3歳未満の頃)から英才教育に熱心だった母により英会話教室に連れてかれていた。その時の私の担当の先生はスタン先生という背の高い外国人の男性だった。顔は全く覚えていないが、見上げた時に母よりも高いところに顔があった事は覚えている。だから私にとってスタン先生の一番印象深い姿は見易い位置にあった足だっだ。

またその足も、とても大きくて当時の私の足の10倍位はあったと思う。いつもバックルが3つくらいある黒いサンダルを履いていたスタン先生の足は、意外と平たくて表面積が大きくて、でも男らしくゴツゴツしていて、歩く度に地面を叩き付けるような様子だった。

母とも「スタン先生は大きいね」と話してい事を覚えている。それが身長を指していたのか、足を指していたのかは覚えていない。